治療理念

基本理念

伽藍堂鍼灸院では、症状が出現しているのは患部だけに原因があるわけではなく、身体はすべて繋がっていると捉え、大きな視野を持って本当の原因を探し出したうえで施術していきます。

そのためにはまず、問診・動きの確認・触診などをしっかりと行い、さまざまな角度から身体の状態を把握し、今現在どのような身体の状態にあって、どういうことが身体で起こっているのかを丁寧に説明させていただきます。

その際には難しい専門用語を極力使わずに、なるべくわかりやすく具体的に納得してもらえる説明を行います。

そうして患者さんの身体の状態に合わせて、治療を開始します。

状態によっては非常に弱い刺激で行う場合もあれば、少し痛みを伴う施術を行う場合など、その方の状態に合わせてさらに言えばその日の状態によっても違った施術を行っていくこともあります。

ただどうしても痛みに弱い方や、強い刺激が苦手という方は事前におっしゃっていただければ、対応いたしますのでご安心ください。


さらにお伝えすると私の考えとしては、人の身体を触るという行為である以上、一定水準の医学知識は必須条件であると考え、医療国家資格(はり師・きゅう師)を取得した上で施術に当たっております。

その資格を基礎として、これまでの経験を持って安全に施術をおこないます。

自分の家族が同じ立場であったら、どのようにお伝えしどのように施術を行うかということを考えて治療に臨んでいます。

だからこそ安全で安心して治療を受けていただける最善の方法を常に考えていますので、安心してご来院下さいませ。

そしてあなたも心身ともに健康な状態で日々を過ごして、より良い人生を歩んでください。そのお手伝いが出来るのが、私の役割であると考えています。

治療の方法

世の中にはさまざまな症状で困っている方がたくさんおられることと思います。

その中で同じような症状が見られると、疾患名が付きます。

そうすると「あなたは〇〇という疾患です」と病院で診断されるわけです。

その後は「この疾患にはこの薬を使う・リハビリを行う」といったような、決められた治療が始まります。

統計的に多くの〇〇という疾患には、××という治療が有効であるという考えの元に

治療が行われているので、その治療によって救われている方がおられるのは確かです。

ただそれに当てはまらないと、改善が見られずに辛い思いが続くという状況に陥ってしまいます。

そうなる前に対処ができれば、早い段階で良い状態になり、自分のやりたいことがどんどん出来るという状態に回復します。

一般的な病院へ行き、投薬や注射、リハビリなどの治療を受けても良くならない。

なぜそのようなことが起こってしまうのか?

人間の身体に痛みが起こるのは、何かしらの原因が必ずあります。

その原因が

• どこに?

• 何が?

• どういった理由で?

ということを突き止めていかなければなりません。

そのために伽藍堂鍼灸院で行うのが、東洋医学における四診と呼ばれる方法で、身体や心の状態を判断していきます。

四診とは

• 望診  視覚によっての状態判断

• 聞診  聴覚・嗅覚による状態判断

• 問診  問いかけと応答による状態判断

• 切診  触覚によっての状態判断

これらを必要に応じて使用することによって、先ほども書いたように症状が出ている原因を突き止めていきます。

この四診の中でも伽藍堂鍼灸院では、特に切診を大きく見ており、脈診 と 触診 を

メインに身体と心の状態を判断しております。

脈について現代医学でいうと一般的には

• 脈拍数

• 血圧の測定

などが思い浮かぶのではないでしょうか?

伽藍堂鍼灸院で行う脈診は、それだけではなく東洋医学的な観点から

• 陰陽のバランス

• 気(エネルギー)の量

• 内臓の気の流れ

といったものを診ていきます。

多くの鍼灸院で用いられる脈診は、「六部定位脈診」や「脈状診」などがほとんどですが、伽藍堂鍼灸院では少し特殊な「チベット脈診」を取り入れた脈診となっております。

非常に細かい脈状を取っていくため、とても扱いの難しい脈診法になるのですが、幸いにも私の場合は師匠に恵まれたこともあり、非常に熱心にかつ丁寧に教えていただけたことで、伽藍堂鍼灸院の治療に欠かすことの出来ない技術となっています。


治療=身体を治す ということになると思うのですが、身体と心は必ずリンクします。

(時間軸としては少しズレが生じることもありますが)

例えば風邪を引いていてしんどい場合には、なんとなく気分が乗りきらないなどいつもよりイライラしやすくなってしまうことが多いと思います。

またパートナーとうまくいかず、喧嘩をしてしまい気分が落ち込んでいると風邪をひいてしまったというようなこともあるでしょう。

つまり伽藍堂鍼灸院での治療は、身体だけではなく心も大切にして、両方の側面から治していくという考え方です。

そのためケースによってはいろいろとお話をすることもあれば、逆にあまりお話はしない場合もあるでしょう。

そのあたりはその日の状態も含めて診ていますので、安心して施術を受けに来てもらえればと思います。


妊産婦さんの治療について

妊娠中・出産後の身体を診るにあたっては、一定水準の医療知識はもちろんですが、さらに専門的な知識が必要と考えています。

妊娠中・産後の身体というのは、ホルモンバランスが普段の状態とは大きく変化し、またお腹が大きくなることで身体のバランスや使い方にも変化が出ます。

妊婦治療・産後治療に関しては、両者で行うことは当然変わってくるのですが、どちらも身体はデリケートな状態になっています。

そのため、専門的な知識や刺激量の微妙な調整が必要となります。

私は一般社団法人日本育児支援協会監修の「周産期解剖生理学講座」を修了し、産婦人科医や産婦人科ナースの勉強会に参加することで知識を高め、経験を積んでおりますので妊娠初期の段階から施術を受けていただくことも出来ますし、出産後も早い段階から来院いただくことも可能です。

より良い妊娠生活・産後のお子さんとの生活を過ごすためのお手伝いをさせていただきますので、少しでも不安をお持ちの方は一度ご連絡下さいませ。

スポーツ疾患について

スポーツ疾患をお持ちの方の施術として、これまで成長期での疾患からプロのアスリートの復帰までの治療や身体のケアまでさまざまな症状に対応してきました。

2012年の春には、メジャーリーグの「ワシントンナショナルズ」のスプリングキャンプに帯同し、メジャーリーガーからマイナーリーグの若手選手の身体のケアに携わっています。

また国内スポーツでのチームへの帯同はありませんが、プロスポーツのアスリートとして、サッカー(Jリーグ)・ラグビー(トップリーグ)・バレーボール(Vリーグ)・競輪・バレエなど、さまざまな競技の方の競技復帰や能力向上の施術をしてきています。

学生スポーツでも同様に、試合直前の怪我からの早期復帰や大きな故障を抱えた選手の復帰から試合前後のメンテナンスまで多種多様な競技の子たちを診てきています。

競技特性を理解した上で、身体へアプローチしていきますので安心してお任せしてもらえるかと思います。

音楽家・演奏家の方の施術について

2013年に読売新聞と産経新聞にて「ジストニア患者の音楽家支援」「運動障害の音楽家支援」として掲載。

その後、今に至るまでピアノ・バイオリン・オーボエ・ギター・フルート・ファゴット

など、プロからアマチュアまでたくさんの音楽家・演奏家の施術に当たってきました。

繊細な身体の使い方をする音楽家・演奏家の方の身体は、一般の方の施術とは違う形でのアプローチが必要だと考えています。

微妙なタッチの違いで、演奏している感覚が変わってしまうことを理解した上で緩みすぎずに緊張を取っていくことに神経を使いながら施術しています。

これまで診てきた多くの音楽家・演奏家の方が、なかなか自分の身体を預けられる治療家に出会えなかったということをおっしゃっていました。

もしあなたがそのように悩んでいるのなら一度ご連絡いただければと思います。

身近にある存在として

伽藍堂では、当日伝え忘れてしまったことや、治療後気になったことなどが出てきた際に気軽に質問や相談が出来るよう、LINEを使用して気軽に私と関われる状態にしております。

なぜなら、これは私自身が病院で受診したとき、思うように医師に上手く伝えることが出来なかったり、「あれを聞いておけばよかった」「あれはどういう意味だったのかな?」ということがあり、そのまま聞けずじまいになった経験があるからです。

もしその場で聞けなかったり、後からもう一度聞きなおしたいと思ったりしたときは気軽にご連絡してくださいね!

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