PMS（月経前症候群）について

いつもありがとうございます。

大阪上本町駅前

「伽藍堂鍼灸院」

多井一貴です。

今回は

「PMS（月経前症候群）について

お話していきたいと思います。

※こちらは以前にお知らせした

あなたの状態を教えてくださいから

ご連絡くださった方への私からの答えです。

まずはPMS（月経前症候群）の

説明からしていきます。

ざっくりというと

生理前の３～１０日前から起こり

生理の開始と共に軽快・消失する

精神的・身体的な症状のことを言います。

出てくる症状は

精神的なもので

・情緒不安定

・イライラ

・不安

・抑うつ

・眠気

自律神経的なもので

・めまい

・のぼせ

・倦怠感

・食欲不振・過食

神経的なもので

・腹痛

・頭痛

・腰痛

・むくみ

・お腹の張り

・胸の張り

などですが

個人差の大きいのも特徴で

これらの他にもさまざまな症状が

現れます。

日本人の月経のある女性の

70～80％に何らかの症状が

あると言われています。

またこれらの症状が

重複して起こり

症状がきついため

日常生活も困難になるケースが

５～６％もいるとデータもあります。

PMSの治療方法としては

投薬治療が行われるのが一般的で

主に低用量ピルや

低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬を

処方されることになります。

これは一時的にお薬によって

排卵をストップさせて

女性ホルモンの変動を防ぐ目的で

使われます。

また漢方薬の場合には

当帰芍薬散（とうきしゃくやくさん）や

桂枝茯苓丸（けいしぶくりょうがん）

桃核承気湯（とうかくじょうきとう）などを

その方の症状や体質に合わせて

処方されることも多いです。

対症療法として

むくみに対して利尿剤や

精神的症状に精神安定剤や

SSRI（選択的セロトニン再取り込み阻害薬）を

処方されることもあります。

こちらに関しては

個人的な意見として

あくまで対症療法であって

副作用が少ないとは言われていますが

根本的な解決にはならないのでは？？と

考えています。

服用されている方に対しては

減薬をおすすめします。

どちらにしても

おそらくほとんどの

PMS（月経前症候群）で

お困りの方はお薬に頼っています。

それでも

症状が軽快されずに

苦しんでいる方が少なくありません。

しかも目に見えて

身体に異常があると

見えにくいことから周囲の方に

理解してもらえないというのも

余計に辛いところでしょう。

また男性からの理解だけではなく

同性であっても症状の重さの違いから

「大げさに言っている」ように

思われるケースもよくあると

お聞きします。

本当に辛いのにわかってもらえない

そんな方をたくさん診てきた私なら

今の辛い気持ちを理解できるし

その薬に頼らないといけない状態から

改善することが出来ます。

私のこれまでも経験から

お伝えさせてもらうと

PMS（月経前症候群）は

女性ホルモンのバランスを

整えてあげることも重要ですが

それ以外にも大切な要素があります。

そのあたりを

次回にいくつかの

事例を挙げて

お伝えしていきたいと思います。

お楽しみに！！

ここまで読んでいただき感謝です。