更年期障害について

いつもありがとうございます。


大阪上本町駅前

「伽藍堂鍼灸院」

多井一貴です。


今回は

「更年期障害」について

お話していきたいと思います。


まず初めに知っておいて

もらいたいのが

「更年期障害」というのは

更年期の方すべてに起こるものでは

ないということです。


・思春期

 月経を迎える時期


・性成熟期

 月経のある時期


・更年期

 月経を終える時期


・高齢期

 月経を終えてから


上の表のように

女性には4つのライフステージを

経験します。


規則的に迎えていた

月経周期が不規則になり

次第に減っていき

閉経するという経過を

たどります。


この閉経する前後の5年ほどの時期を

更年期と呼ぶのです。


ですので

更年期自体は必ずあるものであり

更年期にいるというだけで

症状が必ず出るというものではない

ということを覚えておいてください。


では次に更年期の症状が

どのようなものなのかを

まとめてみましたので

ご覧ください。


精神神経系

頭痛・めまい・耳鳴り・憂鬱・判断力、集中力、低下不安感・イライラ


血管運動神経系

のぼせ・ほてり・発汗・冷え・動悸・息切れ


皮膚・分泌系

皮膚や粘膜の乾燥・湿疹・ドライアイ・ドライマウス


消化器官系

食欲不振・吐き気・便秘・下痢・腹部膨満感


運動器官系

肩こり・腰痛・背部痛・関節痛


泌尿器・生殖器系

月経異常・頻尿・残尿感・尿失禁・かゆみ


これだけ多彩な症状が

人によって複数重なって起こることが

多いのが「更年期障害」と

言われる状態の特徴になります。


なぜ更年期になると

このような症状に悩まされる方が

多いかというと

女性ホルモンの分泌が

減少するためであると

言われています。


その中でも特に

「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と

「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という

ホルモンが関与しています。


エストロゲン(卵胞ホルモン)と

プロゲステロン(黄体ホルモン)

というホルモンが減少することで

なぜ更年期症状が出てきやすくなるかを

簡単に説明していきます。


この2つのホルモンは

脳にある視床下部から指令を出し

卵巣が分泌します。

※本来はもっと複雑になっていますが

ここではあくまで簡単な説明にしています。


そして今お伝えした

視床下部というのは

自律神経を司る器官で

体温調整や消化機能、呼吸、精神活動など

さまざまな役割を持っています。


それが卵巣機能の低下により

視床下部からの指令に対して

卵巣が反応せずに

ホルモンを分泌が出来ません。


そうすると視床下部としては

「あれ?なんでホルモン足りてないんじゃない??」

となります。


その結果として

「もっとホルモン出して!もっと~~」と

今まで以上の指令を出してしまうことで

上の表にあるような症状が

出てきやすくなるのです。


ちなみに

血液検査上で更年期かどうかを

見るためには

エストロゲン(卵胞ホルモン)と

プロゲステロン(黄体ホルモン)が低下していて

LH(黄体形成ホルモン)と

FSH(卵黄刺激ホルモン)が上昇していると

更年期にあるという目安になります。


もし不安に思っている方は

ご自身の血液検査の結果を見て

確認しておくのも良いと思いますよ。


こういった状態に身体があるということを

踏まえて次回は

どのような施術を行うことで

更年期症状で悩んでいる方を

改善していくのかをお伝えしていきます。


楽しみにお待ちくださいね。


ここまで読んでいただき感謝です。



伽藍堂鍼灸院

伽藍堂では、あなたに寄り添う施術で心と身体の不調を取り除きます。 病院で検査しても特に問題はなく、原因がわからない状態で自分でもどうしたら良いかわからない。そんな不安な状態から解放されたいと思うのなら、ぜひ一度伽藍堂にお越しください。 きっとあなたのその不調を改善するお手伝いが出来るはずだから。 本当に伽藍堂の施術で良くなるの?と疑問を持たれた方は、このホームページや私のブログを読んでみてください

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