今回は
「新型コロナとの向き合い方」
というテーマでお話していきたいと思います。
少し落ち着きを見せていたように
感じていていた新型コロナですが
12月に入るあたりから
全国的に感染者数の増加が
顕著になってきていて
再び不安を覚える方も多いのではないでしょうか?
感染症が蔓延すると
普段は気にしていない
ウイルスや病原菌というものに対して
人の目には見えないものなので
とても恐ろしいものだと感じてしまいます。
見えない・わからないものに対して
人はとても恐怖を感じます。
それ自体は
当たり前のことで
程度の差はあったとしても
誰にでもあるものだと思います。
この病による苦しみは
仏教では病苦と言われて
四苦八苦の一つに数えれます。
この四苦八苦の説明は
またの機会に出来ればと思いますが
簡単に言うと
人生における
根源的な四つの苦しみと
精神的な四つの苦しみを
合わせたものになります。
病苦はこのうち
根源的な苦しみの一つとなっています。
なぜ病に罹ることに対して
恐れを抱くのか?
それは
病に罹るというのは
死に近づくということを
本能的に感じるからだと思います。
人種や環境、時代などの区別なく
生きていれば全ての人が
感じる苦しみだと思います。
人の死の原因の多くが
病であるということを考えると
避けることの出来ないものです。
だからといって
新型コロナに罹っても
いいんだよということではありません。
平常時であれば人は誰しも
死にたくない・病気になりたくないと
考えることもなく当たり前に
生活していると思います。
そんな当たり前に感じていたことが
実は当たり前のことではなく
とても感謝するべきことなんだと
考えるきっかけになったと思ってほしいなと思います。
この感謝するべき対象は
自分の身体に対してです。
どこかで感染の機会に
さらされてしまっていても
身体が頑張って対処してくれています。
もちろん罹らないように
気を付けていることでしょうが
それも自分の身体に対して行っていることです。
おそらくまだしばらくは
新型コロナの影響で
もどかしい日が続くと思います。
ただこの経験が
自分の身体に対しての
感謝と成長のきっかけになって欲しいと思います。
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