いつもありがとうございます。
大阪上本町駅前
「伽藍堂鍼灸院」
多井一貴です。
今回は
「放置したらダメ!な頭痛」についての
テーマでお話していきたいと思います。
前回まではいわゆる
「慢性頭痛」について
概要から僕がどういった施術を
していって改善させていくのかを
お伝えしてきました。
今回は放置したら絶対ダメ!という
頭痛に関しては
すぐに病院に行き
処置をしないと生命の危機に
関わるものもありますので
そちらもお伝えしておきます。
まず簡単にお伝えすると
これまでに感じたことのないような
強い痛みを感じるものや
手足のマヒやシビレを伴うもの
高い発熱を伴うものは
すぐに病院へ行ってください。
上記のような場合は
救急車を呼ぶことも考えたほうが良いでしょう。
いくつか詳しく疾患名と症状を挙げておきます。
クモ膜下出血
突然頭をバットで殴られたような強烈な痛みで
吐き気や嘔吐、意識低下を起こすこともあります。
ほとんどの場合で脳動脈瘤の
破裂によって起こり
前兆として動脈瘤からの出血によって
前触れ頭痛とも呼ばれる突然の頭痛が
起こることもあります。
慢性硬膜下血腫
頭をぶつけたり、衝撃を受けたことで
脳から出血し1~2か月に頭痛が現れます。
物忘れやぼんやりとした状態、失禁したりするといった
症状を併発するため認知症と間違われることもあります。
主な症状としては
頭痛や嘔吐といった頭蓋内圧亢進症状
片麻痺・シビレ・痙攣
言葉が上手く喋れない(失語症)
呆け・意欲の低下などの精神・神経症状が
見られることが多いです。
髄膜炎
ウイルスや細菌の感染が脳に侵食することで
高熱とズキンズキンとした激しい痛みが出てきます。
主な症状は
頭痛・頂部硬直・発熱・錯乱・変性意識障害
嘔吐・光や音に対して過敏になる・ビオー呼吸
といった特徴的な症状が見られます。
※ビオー呼吸とは間欠的に無呼吸の状態が
現れる特殊な呼吸状態を言います。
脳出血
高血圧によって脳内の血管が
破れることで出血し
短時間で痛みのピークに達する
頭痛が急に起こります。
手足の麻痺や吐き気・めまい
言葉が上手く喋れない(失語症)を
伴うことが多いのが特徴です。
脳腫瘍
脳に出来た腫瘍により痛みが出てきます。
大きくなるにつれて痛みも増大し
吐き気を伴う場合もあります。
腫瘍の出来た箇所によっては
手足の麻痺やシビレ
視力障害や聴覚障害が起こることもあります。
今挙げたような症状に似た痛み方や
頭痛に伴って出てきた症状があれば
必ず病院で検査してもらい
適切な処置をしてもらってください!
早期に見つけることが
出来れば危ない頭痛も
危なくない状態になることがほとんどですからね。
ここまで読んでいただき感謝です。
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