いつもありがとうございます。
大阪上本町駅前
「伽藍堂鍼灸院」
多井一貴です。
今回は
「腸内環境ってどういうこと?」
というテーマでお話していきたいと思います。
免疫力の説明の時に
少し触れていた腸内環境について
詳しく聞きたいという方からの
ご要望があったので
数回に分けて
わかりやすく解説していきますね。
ぜひ最後まで読んでみてください!
まずは簡単に腸について
説明していきます。
腸との構造は
大きくいうと大腸と小腸の
2つに分けられます。
さらに小腸は
十二指腸・空腸・回腸があり
大腸は盲腸・結腸・直腸に分けられます。
このうち空腸と回腸には
絨毛という突起になっていて
ここで摂取した栄養を効率よく
身体に取り込んでくれています。
そして腸というのは
身長の5倍ほどの長さがあり
小腸で6~8m、大腸で1.5mもあり
総面積は32㎡とテニスコート1面分も
あるんです。
この長さと広さで
栄養素を効率的に
消化・吸収してくれています。
小腸では主に食べ物を消化し
栄養を吸収してくれていて
大腸では食べ物から水分を
吸収してくれています。
そして腸内環境の話になると
出てくる腸内細菌のほとんどは
大腸に生息しています。
小腸にいないわけではないのですが
大腸にいる腸内細菌が約100兆個に対して
小腸では約1万個となっていて
圧倒的に大腸に存在しているのが
わかってもらえるかと思います。
この腸内細菌ですが
100兆個の中におおよそ1000種類もの
たくさんの種類がいて
さまざまな役割を持っています。
この腸内細菌は
作用によって3つに分類されていて
善玉菌
身体にとって良い働きをしてくれる
主な作用:消化・吸収の補助、感染防御、免疫刺激、ビタミン合成
悪玉菌
身体にとって悪い働きをする
主な作用:腸内腐敗、細菌毒素の産出、ガス発生
日和見菌
健康な時は無害だが悪玉菌が増えると悪い働きをする
こういった分類になるのですが
これらの腸内細菌は
バランスがとても重要になります。
良い腸内環境というのは
善玉菌:悪玉菌:日和見菌の割合が
2:1:7になるのが一番良いとされています。
ちなみによく聞く
腸内フローラというのは
顕微鏡で腸を見たときに
この細菌がたくさんいるところが
お花畑(flora)に見えることから
呼ばれるようになっています。
さらには腸内細菌の種類も
大切になっていて
種類が多いほど腸の粘膜機能が高まり
免疫力の向上につながります。
なんとなくのイメージだと
善玉菌だらけになると良いと
思われがちですが
悪玉菌にも大切な役割があって
良い塩梅で共存していることが
重要なのです。
とは言っても
やはりどうしたら善玉菌を
増やせるのかが気になると思いますので
次回はそのあたりを
詳しく解説していきます。
楽しみに待っていてくださいね!
ここまで読んでいただき感謝です。
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