今回は
「自分の身体について考えてみる」
というテーマでお話していきたいと思います。
痛みやシビレというのは
一度良くなってしまえば
忘れるように出来ています。
それは記憶としては
残るかもしれませんが
実際の感覚として
残っているわけではありません。
人間だけではなく
生物として必要なことであり
生きていく上で
痛みを覚えておくことに
大きな意味はありません。
ですが
治療を続けていく上で
そのことがネックになる場合もあります。
特にそれは
慢性的な痛みやシビレを持っていて
且つ多数の症状を持っている方に
ネックになってしまうことがあります。
なぜかというと
良くなっているという実感が
持ちにくいということになる場合があるからです。
当然のことではありますが
どうしても人というのは
「無い」ものよりも
「ある」ものの方が認識しやすいです。
そうすると
痛みやシビレなどの症状も
「無い」状態よりも「ある」状態を
認識することが多くなり
「まだ症状がある」という風に
捉えることになります。
それ自体は悪いことではなく
生物として当然のことなのですが
これから身体を治していこうと思うと
「無い」症状つまり良くなった症状を
見てあげることも必要になります。
ちゃんと身体は良い状態に
向かってくれていることを
理解してあげるだけでも
治療に対して前向きな心になります。
それがあるのとないのでは
治療を進めていくにあたって
大きな違いとなってくるのです。
もしあなたが今何かしらの
症状を抱えていて治療をしているのなら
ぜひ一度自分の身体について無くなった症状を
見てあげてほしいなと思います。
身体は常に治ろうと頑張ってくれています。
自分の身体が
治るために頑張ってくれていることを知って
自分の身体をほめてあげてください!
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