妊娠中で逆子の方へ

いつもありがとうございます。


大阪上本町駅前

「伽藍堂鍼灸院」

多井一貴です。


今回は

「妊娠中で逆子の方へ」

というテーマでお話していきたいと思います。


逆子についてですが

まずは赤ちゃんが

どういった状態にあるのかを

お話しますね。


基本的に妊娠後期に入ると

お腹の中の赤ちゃんは

「頭位」といって頭を下に向けた状態で

過ごすようになります。


その前段階での

お腹の中の赤ちゃんは

妊娠中期(27週未満)ぐらいまでは

動き回るスペースがたくさんあるので

いろいろと向きを変えて過ごしています。


ですのでこの段階で

頭位の状態になっていなくても

あまり問題はありません。

※妊娠中期の段階での

逆子の状態の方は全体の3~4割ほども

あると言われています。


赤ちゃんの身体が成長して

動くスペースが少なくなってくると

頭を下にした「頭位」の状態になれず

頭を上に向けた「骨盤位」の状態や

まれに横向きになった「横位」の状態や

斜め向きになった「斜位」の状態のまま

なかなか向きを変えてくれないことが

あります。


この状態のまま週数を重ねていくと

赤ちゃんの身体もどんどん大きくなっていくので

自然と頭位の状態に戻りにくくなって

だいたい32週ぐらいにお医者さんからは

「逆子ですね」ということを伝えられます。


ただこの段階ぐらいでも

まだまだ動くスペースもあるので

自然に頭位の状態に戻ることもあります。

※僕がこれまで担当させてもらった

逆子の方でもこれぐらいの時期に

施術をおこなった方が一番戻ってくれています。


ここからさらに週数が進んでいき

37週あたりになると

なかなか赤ちゃん自身で

大きく動くことが難しくなるため

病院では「外回転術」をするかの

選択を提示されることが多いです。


この「外回転術」ですが

成功率は7割ほどであり

選択肢としては良いと思います。


ただどうしてもいくつかのリスクもあり

大きなものだと常位胎盤早期剝離になり

母子ともに危険な状態になってしまうことも

あります。


ですので

経腟分娩のために逆子を戻すのか

帝王切開を受け入れるのかは

しっかりと考えてほしいと思います。


逆子の方に対して

僕が出来るのは

はるか昔から逆子の治療として

おこなわれてきているお灸での施術と

特殊な手技でお腹を触って軽い刺激を

入れていくといったことをしてきます。


お灸によってお腹の中の赤ちゃんが

活発に動くようになり

お腹への軽い刺激によって

妊婦さんの腹部の緊張を緩めることで

お腹の中の赤ちゃんが回転しやすい

状況を作ることによって

逆子が戻りやすい状態にしていきます。

ここ最近の病院での逆子の指導では

いわゆる「骨盤体操」を勧めるところは

少なくなってきています。


それは「骨盤体操」には科学的根拠が

乏しいからという理由なのですが

僕の個人的な意見としては

やってもらうことはとても良いことだと

考えています。

※なにかしらのリスクを抱えているような

場合に無理に行うようなことは良くありません。


これはあくまで

僕の考えになるのですが

出産するにあたって大切なことの1つに

妊娠して出産するまでの間のイメージを

妊婦さん自身に持ってもらうということがあります。


「逆子体操をすることで経腟分娩で生むことが出来た」


この場合は逆子体操でなくても神経療法であってもいいです。

逆子で帝王切開での出産を避けるために

○○をしたというイメージが大切だと考えています。


そのイメージがあるとないとでは

出産後の育児やこれからの人生における考え方が

良い方向に向いていきやすいと思うんです。


もちろん逆子のままで

帝王切開になったというケースであったとしても

「その時やれることをやった」という方や

「赤ちゃんのリスクを減らすために

身体に負担のかかることはしなかった」という方も

自分に出来ることを考えて

重大な決断をして選択をしたということです。


ですので

自分の選んだ選択肢に対して

自信を持ってもらって

これから待っている赤ちゃんとの

生活をイメージしてほしいなと思います。


ここまで読んでいただき感謝です。


伽藍堂鍼灸院

伽藍堂では、あなたに寄り添う施術で心と身体の不調を取り除きます。 病院で検査しても特に問題はなく、原因がわからない状態で自分でもどうしたら良いかわからない。そんな不安な状態から解放されたいと思うのなら、ぜひ一度伽藍堂にお越しください。 きっとあなたのその不調を改善するお手伝いが出来るはずだから。 本当に伽藍堂の施術で良くなるの?と疑問を持たれた方は、このホームページや私のブログを読んでみてください

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