いつもありがとうございます。
大阪上本町駅前
「伽藍堂鍼灸院」
多井一貴です。
今回は
「一期一会の本当の意味とは?」
というテーマでお話していきたいと思います。
僕が治療家として
一人の人間として
常に意識していることの
一つに「一期一会」の精神があります。
卒業式などの時期に
よく目にする言葉ですので
皆さん良くご存知かと思います。
改めてこの言葉の意味を
考えてみたいと思います。
この「一期一会」という言葉ですが
一生のうちに二度とない出会いという意味で
使われることが多いです。
これは「一期」が
仏教で生まれてから死ぬまでの期間
つまり人の一生という意味です。
そして「一会」は
一回しかない出会いという意味ですね。
ということから
「一生に一度きりの機会や出会い」
「一生に一度限り」
という意味で使われます。
しかし語源から考えると
もっともっと深い意味を持っていると
僕は考えています。
そこについてお話していきますね。
この「一期一会」はもともと茶道の言葉です。
この言葉を使ったのは
かの有名な千利休であるそうで
千利休の弟子の山上宗二が
著書の中で利休の言葉として
残したと言われています。
それを江戸時代末期に
大老である井伊直弼が茶会の
一番の心得として著書で述べたため
広く知られるようになったそうです。
たとえいつもと同じ人が
集まる茶会であったとしても
まったく同じ茶会というものは
二度とないのだから
1回1回の茶会を
一生に一度のものだと思って
もてなす側ももてなされる側も
それを心得て大切にしましょうという
意味になります。
そこから
同じ人に会っていたとしても
その場で会うということは
一生に一度の出来事なので
大事にしましょうねということを
伝えたかったんですね。
普段当たり前にそばにいる
家族や友人であっても
その一瞬一瞬は二度とないものです。
どんなことがあっても
生きとし生けるものには
終わりが訪れます。
だからこそ
かけがいのない出会いに対して
意識して大切にしていきたいですよね。
僕は伽藍堂に来てくれる患者さんに対して
この「一期一会」の心で
毎回施術に当たっています。
これまでに来てくれた方
これから来てくれる方
すべてのご縁を大切にする心を
忘れずにずっと続けていきたいと
思っています。
あなたとのご縁を
心からお待ちしています。
ここまで読んでいただき感謝です。
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