いつもありがとうございます。
大阪上本町駅前
「伽藍堂鍼灸院」
多井一貴です。
今回は
「お腹の調子がなかなか良くならない方の改善方法とは?」
というテーマでお話していきたいと思います。
免疫力の説明の時に
少し触れていた腸内環境について
詳しく聞きたいという方からの
ご要望があったので
数回に分けて
わかりやすく解説していきますね。
ぜひ最後まで読んでみてください!
前回はお腹の調子を整えるための
食べ物が逆に調子を悪くしてしまう状態が
SIBO(小腸内細菌異常症)にあるということを
簡単に解説していきました。
今回は
そのSIBOの状態を改善するために
どうすることが良いのかについて
簡単にわかりやすく説明していきます。
まずこのSIBOの状態にある方は
前回記事でもお伝えしたように
小腸内の細菌が
本来あるべき数よりも
多くなりすぎてしまっているという
状態にあります。
ですので
善玉菌とはいえ
さらに腸内細菌を増やすことで
余計にお腹の調子が悪くなります。
食物繊維も同様に
エサとなるものが小腸に
入ってきてさらに小腸内の
細菌を増やしてしまうため
お腹の調子が悪くなるということに
なってしまいます。
そこで
細菌のエサになる食事を
極力減らしていくということを
することで増えてしまった
小腸内の細菌を減らしていくことが
大切になります。
どういったものが
細菌のエサになるかというと
「FODMAP」
という考え方です。
このFODMAPというのは
F(fermentable) 発酵性の糖質
O(oligosaccharides) オリゴ糖
D(disaccharides) 単糖類
M(monosaccharides) 二糖類
AND
P(polyols) 糖アルコール
というのを
表したもので
特徴を挙げると
小腸で消化・吸収されにくく
大腸での発酵性を持つ食品になります。
なぜこの食品を摂ると
SIBOの状態の方に良くないのかというと
通常では口から入れた食べ物は
食道から胃に入り小腸へと送られます。
そして小腸で吸収されるのですが
FODMAPの場合には
吸収が非常に悪いため
小腸内でこれらの食品の濃度が増えます。
そうすると
身体は濃度を下げるために
水分を小腸内に送り込みます。
その結果として
水分でいっぱいになった小腸の
蠕動運動が過剰になり
腹痛や下痢などを引き起こしてしまいます。
ですので
まずは2~3週間ほど
低FODMAP食に切り替えて
その後徐々にFODMAPの高い食品を
取り入れていくのが良いと考えています。
それと合わせて
植物性抗菌薬もとても良いと
考えています。
植物性抗菌薬と書くと
何やらあまり聞いたことのない
薬なのか??と思うかもしれませんが
いわゆるハーブです。
個人的な意見になるのですが
オレガノ、タイム、セージ、レモンバーム、
アリシン(ニンニク成分)、ベルベリン、
オレゴングレープなどが良さそうだと思います。
ただしあくまで個人的な意見ですので
ご使用は自己判断でお願いします。。。
今回はSIBOの方が
どのようにすれば改善するのかについて
詳しくわかりやすく説明しました。
特にFODMAPに関しては
高いものと低いものを表にして
まとめたものがあります。
ブログ内に載せてはいませんが
欲しいという方はご連絡下さい!
伽藍堂に来られる方は紙で
来られない方にはメールでお送りしますね。
ここまで読んでいただき感謝です。
0コメント