いつもありがとうございます。
大阪上本町駅前
「伽藍堂鍼灸院」
多井一貴です。
今回は
「ヨーグルト製品の種類の違いって何?」
というテーマでお話していきたいと思います。
以前の記事でお伝えていた
お腹の調子を整えることについて
ヨーグルト製品についての
質問を受けたので
何回かに分けて
詳しくわかりやすく説明
していきたいと思います。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
まずは
ヨーグルトに含まれる菌について
どういったもので
どういう種類があるのかを
お伝えしていきます。
ヨーグルトに含まれる菌の中で
一番気になるのは乳酸菌に
なると思いますので
これから乳酸菌について
説明していきますね。
乳酸菌とは
Lactic acid bacteria
ラクティック・アシッド・バクテリア
と英語では呼ばれていて
乳糖を養分として分解し
乳酸を作る細菌のことを意味します。
よくヨーグルト製品に
LB○○というのがありますが
このLactic acid bacteriaの
頭文字から来ています。
形状によって分類されており
球形の乳酸球菌と
棒状の乳酸桿菌の2つに
分けられています。
乳酸球菌の中には
ストレプトコッカスやラクトコッカス
乳酸桿菌の中には
ラクトバチルスやビフィドバクテリウム(ビフィズス菌)
があります。
こうした球菌と桿菌の組み合わせに
よって作られているのが
たぶん日本で一番有名な?ヨーグルトの
明治ブルガリアヨーグルトです。
球菌でストレプトコッカス属の
サーモフィラス菌と
桿菌でラクトバチルス属の
ブルガリア菌を組み合すことで
相乗効果を生み出し
たくさんの乳酸を作り出すことで
安定的にヨーグルトを作っています。
これに対して
例えばLG21の場合には
乳酸桿菌の中でラクトバチルス属の
乳酸菌だけが配合されています。
それが
Lactobacillus Gasseri OLL2716株という
種類の乳酸菌で
特に酸に対する耐性が強く
増殖することが可能で
胃がんリスクになるとされる
ピロリ菌の抑制効果があるとされています。
乳酸球菌のみが配合されている
ヨーグルトには
カスピ海ヨーグルトがあります。
これは
Lactoccoccus lactis subsp.cremoris FC
ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・クレモリス・エフシー
という種類の乳酸菌でクレモリス菌FC株と
呼ばれているものになるのですが
このラクトコッカス・ラクティスというのは
チーズを作るときに使われることが多い
乳酸菌になります。
このように
さまざまな働きをもった
乳酸菌たちが身体の中で
活躍してくれる食品が
ヨーグルト製品ということになります。
どのヨーグルトを食べたら良いの?
ということを聞かれることが多いのですが
結局のところ自分に必要なものが何か?
ということを考えて選ぶことが大切なのかな
と考えています。
改めていろいろなメーカーさんの
ヨーグルト製品を調べてみて
本当にたくさんの種類があって
各々特色があってすごいと感じました。
せっかくこれだけの種類があるので
見比べて自分で探してみるのも
楽しそうだなと感じています。
そして
どのヨーグルト製品にするかを決めたら
以前の記事でも書いたように
定期的に摂取していくことのほうが
大事になると思います。
今回は
ヨーグルト製品についての
解説をしてきました。
次回は
ヨーグルト製品を食べていると
見かける乳酸菌とビフィズス菌の違い
についてお伝えしていきます。
楽しみにお待ちくださいね!
ここまで読んでいただき感謝です。
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