いつもありがとうございます。
大阪上本町駅前
「伽藍堂鍼灸院」
多井一貴です。
今回は
「ビフィズス菌と乳酸菌の違いってなに?」
というテーマでお話していきたいと思います。
以前の記事でお伝えていた
お腹の調子を整えることについて
ヨーグルト製品についての
質問を受けたので
何回かに分けて
詳しくわかりやすく説明
していきたいと思います。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
前回は
ヨーグルトの元になる
乳酸菌がどういうものであるかを
説明しました。
今回は
乳酸菌とビフィズス菌の違いについて
詳しくわかりやすく
説明していきたいと思います。
前回の記事では
特に区別せずに
さらっとビフィズス菌の話が
少しだけ出てきました。
乳酸菌とビフィズス菌と
よく耳にするかと思いますが
このビフィズス菌は
以前は乳酸菌の中の
一種であったのですが
現在では別の種類の細菌として
分類されています。
乳酸菌はラクトバチルス目と呼ばれる
乳酸を生成する球状や棒状の
比較的単純な構造をしている
細菌のグループに属しています。
それに対して
ビフィズス菌は
ビフィドバクテリウム目と呼ばれる
細菌のグループに分類されるのですが
Y字やV字細胞が枝分かれしたような
複雑な形を作っています。
そして
栄養源とするものも違っていて
乳酸菌はブドウ糖や果糖を
主な栄養源としているのに対して
ビフィズス菌は乳糖やオリゴ糖を
栄養源としています。
※ビフィズス菌がブドウ糖などを
全く栄養としないわけではありません
ここまでは生物学的な
違いでしたを説明しましたが
一番の違いとも言えるのが
数量の違いです。
腸内に存在する善玉菌のうち
99%がビフィズス菌となっており
特に重要な善玉菌といっていいでしょう。
ここからはビフィズス菌について
もう少し詳しくどういうものかを
説明していきます。
ビフィズス菌には
現在約30菌種に分類されていますが
その中で人間の腸内からは約10菌種が
見つかっていて
その人それぞれで住んでいる
菌の種類や量も大きく異なっています。
またそれは食生活や
遺伝的なものによっても
異なるため
生まれ育った国や地域など
さまざまな条件で
お腹の中の菌も
変わるということになります。
また成人と赤ちゃんでも
腸内のビフィズス菌の種類や量が
大きく違うと言われていますので
注意してくださいね。
このように
乳酸菌とビフィズス菌の
違いについて解説してきました。
似たようなものかと思いきや
随分と違うものであることが
わかってもらえたかと思います。
次回は
このビフィズス菌が身体に
及ぼす影響について
わかりやすく説明していきたいと思います。
楽しみにお待ちくださいね!
ここまで読んでいただき感謝です。
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