いつもありがとうございます。
大阪上本町駅前
「伽藍堂鍼灸院」
多井一貴です。
今回は
「ビフィズス菌が身体に及ぼす影響とは?」
というテーマでお話していきたいと思います。
以前の記事でお伝えていた
お腹の調子を整えることについて
ヨーグルト製品についての
質問を受けたので
何回かに分けて
詳しくわかりやすく説明
していきたいと思います。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
前回は
ヨーグルトを食べるときに
見かける乳酸菌とビフィズス菌の
違いがどういうものであるかを
説明しました。
ここからは
ビフィズス菌の種類や株によって
違う部分はあるのですが
一般的に身体に及ぼす影響について
説明していきます。
腸内のphを酸性に傾けて
悪玉菌を抑制する
毒素を出したり
腸内を腐敗させたりする
ウェルシュ菌などの悪玉菌は
腸内ががアルカリ性に傾くと
活発になります。
ビフィズス菌は
乳糖やオリゴ糖を栄養にして
乳酸と酢酸を作り出すことによって
腸内を酸性に傾けてくれることで
悪玉菌の働きを鈍らして
増殖しにくい状況を作ってくれます。
それに加えて
ビフィズス菌が作り出す
酢酸には強い殺菌力があり
悪玉菌を抑制してくれる効果も
期待できるのです。
ビタミンB群やビタミンKを産出する
ビフィズス菌は
ビタミンB1・B2・B6・B12
葉酸・ビオチン・ニコチン酸などの
ビタミンB群やビタミンKを産出してくれます。
少し知っておられる方だと
ビタミンB群の中のビオチンが
ビフィズス菌の増殖に必要だということを
気にされるかもしれません。
ですが
ビフィズス菌はビオチンを増殖の際に
使う一方で作り出すことを
してくれる菌もいてくれています。
過度に気にせず
普通の量を摂る分には問題なく
ビフィズス菌を摂ることによって
腸内環境が良くなり
消化・吸収の効率が良くなることで
大きく不足することはないと
思いますので安心してください。
アレルギー症状への効果
アレルギー症状を持つ方の
腸内細菌はビフィズス菌が少なく
クロストリジウム菌が多くなっているという
研究結果があります。
また腸内環境が整うことによる
免疫機能の向上などの効果によって
アレルギー症状の緩和が見られたという
研究結果もあります。
詳しく書くと
とても長い話になってしまうので
割愛しますが
そのことから
ビフィズス菌を増やすことによって
アレルギー症状の改善が見られるということに
注目が集まっています。
コレステロール値低下の作用
ビフィズス菌には
コレステロールの一部を
腸で吸収されにくい
コプロスタノールという物質に
分解してくれる作用があります。
吸収されにくくしてくれるため
ビフィズス菌を摂ることによって
コレステロール値を低減させてくれる
効果があると考えられています。
このように
ビフィズス菌は腸内の善玉菌の
ほとんどを占めていて
増やしてあげることによって
さまざまな効果が期待出来ることが
わかってもらえたかと思います。
次回は
このビフィズス菌や乳酸菌が
生きて届くことが重要だというCMを
よく見かけると思いますが
そのあたりについて
解説していきたいと思います。
楽しみにお待ちくださいね!
ここまで読んでいただき感謝です。
0コメント