いつもありがとうございます。
大阪上本町駅前
「伽藍堂鍼灸院」
多井一貴です。
今回は
「変形性腰椎症」について
お話していきたいと思います。
まず初めに
「変形性腰椎症」というものが
どういったものであるかの説明をします。
その後僕の見解を
お伝えしていきたいと思います。
「変形性腰椎症」と診断されて
どうしたものかと不安に思っている方は
ぜひ最後まで読んでみてください。
まず
「変形性腰椎症」というのは
加齢による椎間板や
腰椎の変化のことだと言われています。
生理的な現象の一つであり
無症状なものも多く
必ずしも病的ではないと
考えられています。
ただ場合によっては
変形が進むことで
骨棘(骨のトゲ)が形成され
慢性的な痛みや可動域制限が起こり
神経根症状(神経上の痛みやシビレ)を
起こします。
また変形によって脊柱管の間が
狭まってしまうことにより
脊柱管狭窄症を引き起こすことがあります。
以上が一般的な
「変形性腰椎症」という状態の
説明となります。
これだけを聞くと
この「変形性腰椎症」というものが
なにやら恐ろしいものだと
感じるのではないでしょうか?
だって
加齢によるっていうことは
生きていれば誰でも起こりうるものだし
それが無症状のこともあれば
脊柱管狭窄症などにも結びついてしまう。
そう言われたら「変形性腰椎症」という
診断を下された方にとっては
恐怖でしかないと思います。
でもね
安心してください。
以前の記事
膝に溜まった水は抜いたほうが良いの?
でもお伝えしているように
変形してしまった状態を
元の状態に戻すことは出来なくても
変形によって出てしまった
痛みやシビレはちゃんと取り除くことが出来るんです。
本当にそんなことが出来るの?って
きっと思っていると思います。
それについて
今からどういうことかを説明していきますね。
まず多くの方が勘違いしているのは
骨自体に痛覚というものは
基本的に存在しないのです。
えっ!?でも骨折したら痛いよね?
って思ったと思います。
実際には骨自体が痛いのではなく
骨を覆っている膜(骨膜)が
痛みを感じているのです。
ですから
骨が変形して痛みが出ていたとしても
骨自体が痛いのではなく
その周辺の組織が痛みを感じているという
状態であるということになります。
その周辺のどの組織が痛みを感じていて
実際に何が原因で痛みやシビレを
生じさせているかはちゃんと見てみないと
わからないところではありますが
その原因を取り除いてあげさえすれば
痛みやシビレは必ずなくなります。
次回は実際の症例を挙げて
解説していきますので
楽しみに待っていてください。
ここまで読んでいただき感謝です。
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